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りりママ
30代0歳児のママ。

超低出生体重児を出産したことをきっかけにブログを開設しました。
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【体験談】長期入院からの緊急帝王切開レポ ー後編ー

こんにちは!りりです。

現在0歳児のママでIT企業でカスタマーサクセスのお仕事をしています。

今回は、前回の出産体験談の続き【後編】になります。

※私は東京慈恵会医科大学付属病院で出産をしています。

りりママ

前回記事はこちらです!

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目次

帝王切開手術中の様子。

まず最初に、これから帝王切開術を受ける予定の方に、本当に安心して手術を受けてください!とお伝えしたいです。

私の場合、すごく怖かったですが、病院の先生、看護師さんに安心してお任せすることができました。

何よりもすごく丁寧にこれから何をするのか、気分は悪くないか?など気遣ってくれました。

私はそのおかげで、緊張はすごくしていたものの、人生初めての手術でしたが、パニックにならず安心して任せることができました。

もちろん病院によって差はあるかと思いますが、きっと声掛けはたくさんしてくださるのではないかと思います。

※少なくともバースプランに手術中はどのようにしてほしいか?など記載すると、必ずやってくれるのではと思っています。

では、以下時系列に沿った私のレポになります。

まず、【オペになります】と言われた15分後には、オペ室に運ばれていました。

私はこれまで幸い手術を伴うケガをしたことがありません。

初めての手術。

【緊張する?】と看護師さんに聞かれたときに

りりママ

うーん・・ちょっとしますね・・

と強がって言いましたが、

実際怖くて怖くて仕方ありませんでした。。泣

ただ心の中は一旦覚悟を決めてしまえば冷静で、

【ああこれでやっと赤ちゃんを無事に取り出してもらえるんだ・・やっと不安から解放されるんだ・・】

という気持ちでした。

そして手術室に入ると、本当にまるでドラマで見たかの光景が広がっていました。

何人もの看護師さんや先生、

また次々と新しい方が入ってきました。

その光景にますます緊張は高まりました。

覚えている限りで言うと、

看護師さん数名(5名くらい)、担当の執刀医、麻酔科の先生、NICUの先生と看護師さん数名でした。

手術室に入ってすぐ、

自身が運ばれてきたベッドから、手術台に数人がかりで体を持ち上げてもらい移動しました。

そこからは血圧を測ったり、色々と処置をしてもらっていました。

覚えている限りの処置は以下の通りです。

  • 血圧など測定
  • 硬膜外麻酔
  • 尿道カテーテルの挿管
  • 追加の点滴用針を挿す

パンツをずり降ろされて一瞬恥ずかしいと思いましたが(笑)、あまりにも早く色んな処置が次々進むので

そんなことを思っている暇は一瞬でした。

この時私が思ったことは2点ありました。

まず1点目が、どんな処置をするにも、ものすごく優しく声をかけてくれたということです。

私自身の緊張は看護師さんにも伝わっていたのでしょう。

看護師さんが血圧の測定にしても何にしても、すごく親身に声をかけてくれました。

【はーい、次血圧測りますね~】

【大丈夫ですよ~】

など、ずっと声をかけてくれていました。

2点目が、とは言いながらもやはり人の命を預かる重要な局面ということで、

看護師さん・先生同士の間の会話には非常に緊張感がありました。

これが一番印象には残っています。

私の手術には、麻酔科の恐らく結構偉いポジションであろう先生が参加されていたのですが、

その先生が色々と処置が進む中で、

「なんで●●(おそらく針の太さを言っていたと思います)なんかで点滴してるんだ!早く●●に変えないと何かあったときに危ない!」

と若干怒った口調で言っていました。

元々私の腕には点滴用の針が入っていましたが、それが推奨されているものよりも細く、

何かあったときに抜けてしまう恐れがあったようです。

すぐに私の左手に看護師さんによって太い点滴針が挿されました。

※かなり痛かったです(笑)

そのほかにも常に早口で緊迫感ある中、どんどん処置が進んでいきます。

そして、痛くないか不安だった硬膜外麻酔ですが、

私の場合はここにくるまでに少なく見積もっても通算30本以上は注射を打っていたので(笑)、慣れていたのか

そこまで痛くはありませんでした。

合計2本の注射を打つのですが、他の注射と異なって、少しだけ響く感じや、冷たい感じはあったと思います。

※正直点滴の方が痛いです(笑)

麻酔に関して私が感じたことは以下の通りです。

  • 冷たい氷を当てて、麻酔の効きのチェックを私が安心するまで何回も行ってくれてすごく安心した
  • 手術中はもちろん痛くはないが、引っ張られている感覚などはかなりわかる
  • 正直麻酔の痛さよりも副作用の痒みの方が数百倍辛い(笑) ←個人差があると思います。

私は何よりも、麻酔がちゃんと効くのか?手術中は痛くないのか?が不安でした。

よく考えてみれば効くに決まっているのに、お腹を切るのが怖くて怖くて・・・

ただ私の心配は無用で、本当に何回も何回も、冷たいアイスノンのようなものを当てて、

麻酔がちゃんと効いているかどうかを根気強くチェックしてくれたので、そこで少し安心できました。

様々な処置が終わり、いざ手術本番。

まず次々とお医者さんなどが、

「●●科の●●です」などと自己紹介をします。

で、ここで私思ったのですが、「手術開始」です、などの言葉ってないんですね(笑)

私の場合はなかったと思います。いつ始まったのが正直覚えていません。。

先生たちの紹介と私についての読み上げ(週数など)が終わったら、知らぬ間にお腹を切られていました(笑)

ちなみに私がびっくりしたのが赤ちゃんが取り上げられるまでの時間。

恐らく5分くらいしかなかったと思います。

手術開始から5分くらい経過したところで、

「もうちょっとで赤ちゃん出ますからね~」

という看護師さんの言葉があった後に、

「おめでとうございます~!!」

と色んな方から声が上がり、気づいたら赤ちゃんを取り出してもらっていました(笑)

私がこの時一番思ったこと、それは、

【おめでとうと言ってもらえて本当に良かった

ということです。

無事生きて生まれたんだ、という安堵でいっぱいでした。

ちなみに、私の週数では、ということなのかもしれませんが、

25週0日で生んだ私の息子は産声をあげませんでした。

このため正直不安でいっぱいでしたが、息子を取り上げてくれてからすぐ看護師さんが、

「赤ちゃんはこれから元気になるためにNICUでしっかり見てもらいますからね~安心してくださいね!」

と言ってくれて、保育器にいる息子を見せてくれたので、安心したことを覚えています。

本当にすぐ保育器に入れてもらえるんだな、医療に繋げてもらえるんだな、と当たり前のことなのですが、そんなことを思いました。

※私の場合、NICUがどんなところなのか?ということを事前に説明を聞いていたため、絶対的な安心感がありました。

ただ、息子を見せてもらっても、保育器と私の手術台の高さが合わず、正直何だかかなり小さな赤ちゃんがいるな、くらいしか分かりませんでした。。。泣

私が息子の顔をはっきりと見たのは、手術後に夫が送ってくれた写真ででした。

※ちなみに夫と赤ちゃんがいつ初対面したのかというと、赤ちゃんが保育器に入って、NICUに運び込まれる途中の廊下です。私はバースプランの中で、赤ちゃん出産後、必ず夫に赤ちゃんを見せてあげてほしいと書いたのですが、それをしっかりと叶えてくれました。

赤ちゃんが取り出されたあとは、私のお腹の縫合などの処置がありました。

手術中もずっと、

「気分悪くないですか・・?」

など何度も何度も聞いてくれていたのですが、

正直私、下半身麻酔の感覚がすっごく嫌でした!!!!(笑)

足が石のように固まって動かせず(動かせたら麻酔効いてないということなのでむしろいいことなのですが)

すごく気持ちが悪かった。。。。。

なので、「足が石みたいで動かせなくて気持ち悪いです。。。。。」

というと、

「ということは麻酔がよく効いているということですね~安心ですね~」

とにこやかに言われました(笑)

ちなみに私の縫合だったりもろもろを行っているときに、先生がずっと雑談をしていたので、

その余裕っぷりにびっくりしました(笑)

縫合などが終わると、先生から無事手術が終わった旨を告げられ、

そのあとは自分の病室に戻る前に一時的に別室で休み、何も異常がないことを確認してもらってから自室へとまた運んでもらいました。

ちなみにめちゃくちゃ急いで病院に駆けつけてくれた夫とは、私が手術が終わった時に別室に運び込まれる廊下で会うことができました。

私の夫は本当に感情表現が全然なく、常にちょっと低いところで安定している人間なのですが(笑)、

この時面会したときの夫は、今までにないほど優しかったです(笑)

「本当に頑張ったね、、、本当に頑張ったよ、、、、」

と何度も言ってくれました。

また、夫に関して私がこの出産を通してすごく嬉しかったことが一つあります。

それは、退院指導を受けていた時のことでした。

私が看護師さんに息子が退院してきたあとの将来的な家事育児の分担について聞かれた際に、看護師さんが

「でも●●さんの旦那さんは感情表現がとても豊かできっと色んなことを素直に表現してくれる人だから大丈夫ですね!」

と言ったのです。

私の夫は真逆の人間だったので、

「え、いやそんなこと全然ないですよ!??」

と即座に否定しました(笑)

すると看護師さんが、

「これ、ずっと言おうか迷ってたんですけど。。。でもママが嬉しいことだと思うから言っちゃいますね!」

と言って、

私の手術中、赤ちゃんと夫が初対面したときに、看護師さんが無事に赤ちゃんが生まれたことを言うと、

夫は目を真っ赤にして泣いていたということを打ち明けてくれました。

私の知っている夫ではなかったので、何だかすごく嬉しかったのを今でも覚えています。

手術後の副作用。辛かったこと。

個人的にはですが(そしてこの意見が一般的にも多いですが)

帝王切開手術は術後の方が辛いです。

具体的には、手術当日~5日目くらいまでです。

辛かったことは大きく以下の3点でした。

  • 麻酔の副作用による全身の痒み。ほんっとうに辛かった。。。。
  • これは言わずもがな。お腹を切開したことによる痛み。
  • 尿道カテーテルが挿管されていたことによる痛み。特に排尿時。

特に私はお腹の痛みよりも痒みの方が辛かったかも・・?!というくらいかゆくてかゆくてかゆくて・・・・

手術当日の夜は痒みと、まだ興奮が冷めやらず一睡もできませんでした・・。

ちなみに副作用はもちろん個人差があるので、かゆみが出ない方もいると思います。

痒み自体は次の日の夜には引いていたと思います。

またお腹の痛み。これはみなさん痛いと言いますよね。

正直、痛いです。かなり。。

特に、初めて立ち上がったときは、

「いったーーーーーーーい!!!!」

と看護師さんの前で絶叫(笑)

這いつくばって術後翌日お手洗いやお風呂に行きました。

※ちなみにお風呂翌日入れない方もたくさんいらっしゃるとのこと!みなさんご自身のペースでゆっくりとでいいと思います!!

ただ、耐えられないかというと、耐えられない程度ではありませんでした。

もちろんすごく痛いですよ!(笑)ただ、痛み止めをコンスタントに飲むことができたのと、

息子が無事に生まれてきてくれたという喜びから、この痛みを耐えることができました。

少なくとも私の場合はですが、マグセントでは泣きましたが、お腹の痛みでは泣きませんでした(笑)

ちなみに、お腹の傷の痛みは1週間ほどはずっとかなり痛かったです。

これはもう、無理やりにでも体を動かして、慣れていくしかないのかなと思いました。

私の場合は、痛みを我慢してでもNICUに行きたかったので、何とか耐えることができたという形です。

あとは侮れないのが尿道カテーテルの痛み。

管を抜いた後、かなり痛かったです。。。

排尿時も痛いし、トイレに行きたくなる手前もすごく痛い。こちらはカテーテル特有の独特な痛みで、私はかなり苦手でした。。。

※結構Twitterなどでもそのようなママさんが多かったです!ママさんみんな頑張っていてえらい!(´;ω;`)

まとめ

以上が25週0日で帝王切開にて出産した私の出産レポです。

この手術を通して思ったことは、

  • 先生や看護師さんが優しく言葉をかけてくれるので安心して手術に臨んでいい
  • 子供が生まれた喜びが痛みを耐えさせてくれるというのはほんとだった・・!

ということです。

私は次に妊娠できたとしたら、次も帝王切開になることが決定していますが、

今回の手術は私的には以上のことからトラウマにならずに終えることができたので、

出産に対しては比較的前向きに臨めるのではないかなと思っています。

とはいえ、お腹を切るのは2回目だろうが3回目だろうがきっと怖いだろうし、術後もきっとつらいと思います。

よくある議論ですが、経腟分娩よりも楽だなんて思いません。※経腟分娩は経験できませんでしたが・・!

何が言いたいかというと、今回数か月の入院生活を経て、

何度も泣いて、何度もくじけそうになって、同じようなお母さんも何人も見てきて、

お産って本当に奇跡だし、命がけというのは全く嘘ではなかったなということです。

このブログを読んでくれた(きっとこんなブログを読んでくれているので優しい方(笑))が、無事に出産ができるよう私は心から願っています!

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